2010年7月31日土曜日

イギリス 長期学生ビザの英語レベルについて

イギリス長期留学の際に必要な英語レベルの証明について、お知らせです。

ここ数日、7月22日にUK Border Agency が、長期学生ビザについて変更したため、
ちょっとした混乱が起こっているようですが、ここで改めて整理しておきます。

<英語レベルの証明について>

7月22日の発表で、UKBA(UK Border Agency)がビザ申請の際に必要な
英語のレベルの変更をA1レベルからB1レベルまで、引き上げました。
(というか、3月の変更の時点の発表に戻っただけなのですが)
また長期学生ビザの申請をする際に、語学学校で勉強するコースのレベルが
B2レベルであること、と定められました。


ビザ申請者の英語レベルの証明に必要な証明として、様々な英語テストの結果や
正式な教育機関から(例えば大学から)英語の授業や大学での試験の結果などに基づいて
発行して頂いた文書などを使うことができますが、
今回7月22日の発表に secure English language testing が明記されたため、
混乱が起きているようです。


UKBAのウェブサイトでは
The requirement to take a test will not apply to English language courses.
と明記されています。
UKBAの言う English language courses とは、英語を母国語以外として勉強するコース、
つまり日本の学生にとっては語学学校での各コースを勉強することに該当します。
ですので、必ずしもUKBAが指定している英語テストを受け、その結果を使わなければいけない、と言うわけではありません。
日本では TOEIC が盛んに行われているため、この結果を申請の際に使う方が
多いと思います。
ですからTOEICのスコアでB1レベルというと 405点から595点の間です。


こちらがガイダンスの概要です。
http://www.ukvisas.gov.uk/resources/en/docs/2885878/guidanceforapplicantsonselt

また secure English language testing を必要とする際に使用可能な試験の結果として
こちらを用いることとなります。

http://www.ukba.homeoffice.gov.uk/sitecontent/applicationforms/pbs/approvedenglishtestst4.pdf


詳しい内容は,UKBAのこちらのサイトをご覧下さい。

http://www.ukba.homeoffice.gov.uk/sitecontent/newsarticles/2010/july/44-secure-english-tests

http://www.ukba.homeoffice.gov.uk/sitecontent/newsarticles/2010/july/45-changes-to-t4

2010年7月24日土曜日

長期学生ビザについての変更です。

速報です。

イギリス長期留学をお考えの方、またまたUKBAより、ビザ申請の際の英語のレベル規定が変更されました!
ショックなことに、今年の3月から実施されたB2レベルまで引き上げられてしまいました!!!
こちらは、7月23日からの変更です。

長期留学をお考えの方、ご自身のレベル表示の変更を改めてなさる必要があるかもしれません。
お確かめの上、手続きなさって下さい。

詳しいご質問は直接メッセージ頂けます様、お願い致します。

2010年7月22日木曜日

ケンブリッジ英検コース開始間近!9月

イギリスで語学留学をされる場合、一般英語コースで勉強する、という方がほとんどだと思います。

一般英語コースはもちろん英語の基礎知識を身につける為に、授業構成も「読む、書く、聞く、話す」
の基本が学べる良いチャンスです。
授業のトピックも様々なジャンルに及びますし、また授業でのディスカッションなどを通じて
各国から来ているクラスメイトの文化の違いなども知ることが出来ますから、
単なる英語の勉強だけに留まらず、様々なことが体験できるチャンスです。


今回ご紹介したいのは、これらの一般英語コースとは異なる試験コース。
<ケンブリッジ英検コース>です。
http://www.cambridgeesol.org/exams/index.html

こちらのコースは、より実践的な英語を身につけ、少し違った勉強がしたい方には興味深いコースです。
また長期滞在ですと、どうしても中だるみしてしまう時期があります。
そのような場合、こちらのケンブリッジ英検のコースを受けることで、新たな刺激にもなりますし、
また試験合格という目標も出来るため、中だるみ奪還の特効薬(?)にもなります。

こちらのコースで勉強するのは、もちろん「読む、書く、聞く、話す」の技術を高める為なのですが、
ケンブリッジ英検コースの文法はかなり高度なレベルになってきますし、
また使われる見聞の文章自体も通常の一般英語のレベルに比べると、より実用的な内容かつ
難しくなることも事実です。

難しいながらも、クラス全体が「合格!」に向けて皆さん真剣に授業に取り組みますし、
3ヶ月の限定コースですからその間にクラスメイトとの一体感が沸いてくるため、
クラス全体がとても良い雰囲気になることは間違いありません。

特にこの試験コースでは,Writingのテストに向けて、ビジネスレターの書き方(例えばある求人に申し込む際の手紙、苦情の申し立て)またはエッセイの構成テクニックや文章の表現方法、資料を使ってリポートなど作成をする、と言ったような、一般英語コースではなかなか学ぶことの無いスキルも学べます。
実際私も学生の時にこの試験を受けましたが、このビジネスレターの練習などは、
今でも役に立っています。

また、レベルも様々です。
初級、PET (Preliminary English Test)
中級、FCE (First Certificate in English)
上級、CAE (Certificate in Advance English)
熟練 CPE (Certificate of Proficiency in English)


ほとんどの学校がこのケンブリッジ英検コースを設けていますし、また年に3回、試験は実施されています。(3月、6月、12月)
各コースはほぼ12週間コース、この機関にしっかりと集中的に試験対策の勉強を行います。
通常は試験の2,3、週間前から試験本番に向けてのプレテストを頻繁に行ったり、
会話テストの実践的練習などが行われます。


さてそのような訳で、現在とっても忙しい夏季コースの終了と共に、
各語学学校も静けさを取り戻し、新たな秋タームの開始となります。
ケンブリッジ試験コースも9月の中から冬12月の試験に向けて開始致します。

6ヶ月以内の滞在であれば、イギリス入国の際に長期学生ビザの申請は必要ございませんので、
早急にコースを開始することも可能です。

ご興味のある方はお気軽にご相談下さいませ。
 

2010年7月13日火曜日

大手留学エージェントの倒産

日本のある大手留学エージェントがつい先日、倒産したとのこと。

実際私共には全く関係の無いこと、と言えばそうですが、
留学手続きを申し込んだ方々のことを考えると、とてもショッキングな出来事。

恐らくたくさんの方が、各支店に足を運び、いろいろな話を聞き、
ここにしよう!と決めて、入学金をお納めになったのでしょう。
それがいきなり、水の泡。
支払った金額が無事に返金されればいいのですが。

以前ゲートウェイ21という会社が、倒産したときのニュースも
かなり悲惨な結果だったと言う印象があります。

ご存知のように、私もビジネスパートナーと共に、このイギリス、ボーンマスで
留学エージェントを運営していますが、
何がどうなったら、学校に対しての留学金の支払いなんかが滞ってしまうのか、
さっぱり見当もつきません。
もちろん、いろんな資金めぐりについてあったんでしょうけれども。
大きな会社になれば、それもなおさらなんでしょうか。


当然、会社としても成長していかなくてはいけないのは正直なところ。
それは常に私たちも考えています。
昨年は始めたばかりの小さなエージェント。
今はこのエリアの提携学校に、名前を言えば担当者の方もすぐに分かってもらえるような
身近なエージェントになりました。
そして今年は昨年以上の問い合わせとクライアント。
来年は更なるステップアップを目指していかなければ、と思っています。

ですが、それだけではなくて、私もパートナーも思うのは、
留学する、と決めた皆さんの思いを大事にしたい、と言うこと。

どんな形の留学でも良いと思うんです。理由だって個人個人であるからこそ。

それが形になって、実際に体験して、身について。

それぞれ思い思いのいろいろな体験をして、良い事もあれば、悪いこともあるだろうし。
それを踏まえて最終的に留学してみて良かった!と思ってもらえること。


よいサービスを提供できるエージェントを目指して、これからも頑張りたい、
そう思った今日の出来事でした。

イギリス学生ビザ、裁判の結果

こちらイギリスの語学学校から、、先日嬉しいニュースが入ってきました。


今年の春、3月から変更された、長期学生ビザ申請者の申請時に必要な英語のレベルが
UK Boader Agency によってIntermediateまで無理っくり上げられたため、
たくさんの留学生の方が大変な目にあっていましたが・・・・。


先週の金曜日、高等裁判所にてこのUKBA(UK Boader Agency)のこの制度は
却下され、仮にこの制度を用いれるにしても、議会を通じて行われるべきだった、との判決が下されました。
これによって、制度変更前と同じように、初心者(Elementary)レベルでも
ビザの申請ができるようになりました。

すなわち、以前と同様、長期にわたって(6ヶ月以上)語学学校に通いたい方でも、
初心者レベルから勉強することが出来るようになった、(というかそもそも、勉強したい人が初めからかなりのレベルの英語力があったら、誰がイギリ スに英語の勉強しに来る?!)わけ。


つまり、私たちエージェントにとっても、とってもありがたい結果が裁判で下されたわけで、
私もほっとしました。

確かに移民制度に敏感なイギリス情勢、しかもちょうど選挙前、ってこともあって
これに加勢してた政治家とかもいたはず、かなーりいたはず。


とにかく、良いニュースを頂いた事で、学校側も一安心、しているようです。